こんばんは。
平成29年度伊豆市社会福祉大会が開催され、
私たち陽だまりも参加して参りました。
2度目の参加となった今回、
57の社会福祉関連団体と共に同じ時間を共有することで
改めて地域に根ざした福祉を推進していかなければならないと感じました。
伊豆市だけでなく全国的な少子高齢化(「少子化」と「高齢化」が同時進行)している今日、
障害の有無に関わらず、また支援をする側・支援を受ける側という垣根を超えた広範の連携が求められており、一人ひとりの“デキる”を結集していく必要性が高まっています。
式典終了後は参加団体による日頃の活動等の展示発表が行われました。
私たちのブースに来てくださった皆様、ありがとうございます。
またパンフレット等の資料だけでもお持ちになられた方、
是非当事業所にご見学にいらっしゃってください😃🙂
私たちは地域で唯一の障がい者A型就労継続支援事業です。
端的に述べると、障がいにより一般企業での就労が難しい方と雇用契約を結んだ上で、働く場を提供し、就労に向けて技術やスキルを身につける為の場所です。
その為A型では生産活動によって得られる収益で、利用者さんの給与を保証すると制度上の決まりがあります。
デキる範囲で、個々のレベルに合わせて、作業の中に就労へ向けた訓練を取り入れながら。
将来的に◯◯の仕事を考えているという声が利用者さんからあれば、
ではその為に今何ができるか、今何をしなければいけないのかを考えます。
①企業様に就労の機会をいただく(施設外就労)※1
②企業様から下請け仕事をいただく(下請け)
③事業所内での独自製品の開発・販売(自主製品の販売)
④事業所内での独自事業展開(古本の販売など)
※1 就労の為の法人同士による請負契約を交わし、職員同行の下、利用者である方が一般企業で就労経験を積むというもの
大きく分けると4通りの手法がありますが、障がい特性等を考慮してどの方法が最善なのかを随時見極めていきます。
事業所内で行う作業(袋詰めや箱詰め、ラベル貼り)は全員が取り組むものです。
私たちの自主製品として持っているのは、①青汁、②ペット向けビスケットが主です。
「福祉は福祉でも市場経済の中で勝負する、良いものだからこそお客様に選ばれて買っていただく」
不良は絶対に出さない、お金を出して買っていただく方に良い商品をお届けする。
そこに妥協は合ってはならない。そしてお客様が義理等で買うのではなく、心から欲しいと思えるものをつくる。
私たちはその想いを大切にしています。
作業中はもちろん出荷や販売の前には検品をしっかりとした上で安心・安全も担保しています。
当月で事業所を開設してから丸3年が過ぎ、4年目を迎えましたが
こうした行事への参加で地域の方々への認知が少しずつ広がってきております。
地域の特別支援学校の生徒様からの実習体験の受入や卒業後の進路の一つとして、或いは障がい者の就労の場として陽だまりの存在が地域に貢献できる役割と責任を実感することができました。